問題と活動内容


何のために活動しているのか?

私たちが解決したい問題は主に2つあります。

1, 他者への暴力

学校でのいじめ、職場でのハラスメント、家庭内での虐待、ネット上での誹謗中傷など、他者を排除する行為。

2, 固定観念への執着

常識や伝統といった既存のやり方を正しいと思うようになった結果、組織のパフォーマンスは落ちているにも関わらず、組織を改善する可能性があるかもしれない新しい考え方を持つ人を排除する行為。

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これらの問題の共通点は「自分(たち)の考え方が絶対正しい」という考えです。そこに悪意が無くても、その考えのせいで視野が狭くなってしまいます。
図3

それは例えば、
・男の方が女性よりも偉い。
・お金がないと幸せになれない。
・イケメンや美人な人はすばらしい。
・上司の言うことに逆らってはいけない。
・いじめは加害者が絶対悪い。
などです。

またその考え方を作りだすメディア環境も問題です。

1、テレビ

・スポンサーの制限による情報の単純化。
・参考にならないコメンテーターの意見。
・決まった放送時間。

2、新聞

・文章で毎日更新され読解力が必要。
・新聞社ごとに立場が違い読み比べが必要。
・紙で持ち運びが不便。

3、ネット検索

・自分の興味のある単語しか調べない。
・情報が正しいか正しくないか分かりづらい。
・多くの場合、文字情報。

4、ソーシャルメディア

・友人のカテゴリ次第で情報が偏る。
・職場や学校など友人との関わり方が多岐にわたり表面的な投稿になりがち。
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どんなコンセプトで解決するのか?

これらの問題を解決するために一つのコンセプトがあります。

「二面性=全ての物事には良い面と悪い面が存在し、人によって見方や感じ方が変わる」ということです。

※「多様性」との違いは、多様性にも良い面と悪い面があるということ。

では具体的にはどういうことでしょうか?以下に4つの事例を書きました。

・コップに半分まで入った水

「まだ半分ある」
「もう半分しかない」

これは「水がどれぐらい必要か」という欲求次第で変わります。

・各個人が持ってる能力

「プログラミングができるなんてすごい」
「プログラミングしかできないなんてダメだ」

「自惚れや慢心」に対して「自己肯定」があり、「自己嫌悪」に対して「謙遜や向上心」があります。その人の達成したいことや伝え方次第で良くも悪くも映ります。

・ルールや環境など変えにくいもの

「最低賃金が低すぎる」
「仕事を自由に選べる」

例えば経済では、市場が自由であっても政治介入があっても、不平不満を言う人がいますし、逆に上手く適応して幸せに生きる人もいます。

・道具や技術の使い方

「インターネットでまた犯罪が起きた」
「インターネットで新しい恋人と会えた」

道具や技術は使う人の目的次第で大きく見え方が変わります。

具体的にどうやって行動できるのか?

今まで特定のやり方にとらわれがちになっていましたが、二面性というコンセプトによって特定の手段にも良い面と悪い面があるということが分かり、特定のやり方にとらわれなくなります。

そうすると何が起きるかというのが以下の事例です。

・個人の生活レベル

– 普段やってることの良い面と悪い面が分かり、それを何のためにやってるのか目的(良い面)が分かる。反対に悪い面も分かるので、新しいやり方を考えるようになる。

– 賛成派と反対派の意見の良い面と悪い面が整理できてその人たちの議論の論点が分かる。自分自身がどちらに賛成で反対なのか分かり、行動しやすくなる。

– 現在やってることが将来どんな良い結果と悪い結果を引き起こすか想定・仮定しやすくなる。事前に対策や予防を考えやすくなる。

– どんな物事からもポジティブな面を発見できて気持ちが明るくなる。

・政治や経済といった社会レベル

人は道徳・倫理や生活水準、法律など「絶対性」を完全には無くせません。例えば自分の子どもを殺す良い面があったとしても感覚的に理解したくもないし行動したくもないはずです。しかし、虐待死させる親が存在しているように、その絶対性は人によって基準が違います。

ではその違いを黙認したままで良いのかというとそれは違います。違いを受け入れたまま解決することができます。まずその「違い」を整理します。

– 認識の限界:感覚的に受け入れられない外見や経歴、価値観がある。

図8

– 配分の限界:資源(自然環境や時間など)の絶対量が決まっている。

図9

– 変化の限界:変えにくいルールや生活環境がある。

図10

– 運用の限界:技術や道具は必ず悪用される。

図11

そしてこの内のどれか1つを解決するためには、他の3つからアプローチすれば解決することができます。
スライド9
以下は「女性の職場での差別」をどうやって解決するかというものです。
スライド10

そして、これらの考え方をまとめて「KUMOism(くもいずむ)」と呼びます。

雲と蜘蛛には良い面も悪い面もはっきり存在しており、蜘蛛の網のように複雑で、雲のように形を自由に変える曖昧な、一面的に良い悪いを決めることができない「構造」をとらえることを大事とします。また、日本語である理由は、日本古来のプロダクト(和食器・和室・和服)は「分けない設計」をしており、「二面性・両義性」を持つこの思想にも同じことが言えます。そして自然と動物のみが正しく客観的に二面性を判断することができます。

これらを踏まえて当団体はどう活動するのか?

1、新しいメディア環境を作ります。

オンラインの記事や風刺画を製作し、オンラインのイベントを運営し、それらを通して色んな違った物事の見方・考え方を整理します。

具体的な事例
・社会問題の賛成派と反対派の整理
・仕事や恋愛での失敗経験の整理
・職業や能力の特徴の整理
・自分自身の気持ちの整理

2、コラボレーションから解決への糸口を模索します。

「違い」はそれぞれの目的や意図が生み出していることが多いので、その目的を掛け合わせたり、目的を違うやり方で表現してみることで解決への糸口を探します。