出版予定の書籍の概要を紹介!「(仮)社会問題の自動生成と二面性理論くも」

出版予定の書籍の概要を紹介!「(仮)社会問題の自動生成と二面性理論くも」


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2014年7月にアート作品の作成を開始し、2015年7月にクラウドファンディングが成功し、2016年10月に追加の作品を公開し終えて2年以上が経過しました。

それから少しずつ、メディア作りの事業化を進め、二面性理論の出版に動いてきましたが、ついに原稿を9万字書き終えました。今回はその原稿の概要を紹介します。

1章、社会問題は自動的に生成される。

近代に作られた社会システムは「最大多数最大幸福」を目的して作られており、そのためには人間が理性(道徳・合理・効率)を手に入れることができる、もしくは最初から持っていることを前提としています。その具体的な制度が国民国家、資本主義、民主主義です。

しかし、人間の持つミラーニューロン、扁桃体、認知バイアスによって人間が完全に理性的になるのはほぼ不可能であることが分かり、それらの近代社会システムは機能していません。

そこで私たちは引き続き理性的になって近代社会システムに適応する道を選ぶか、元々の人間らしさ=「感情と理性の二面性」を考慮した新しい社会システムに移行する道を選ぶか、迫られています。

2章、理性的になって近代社会システムに適応する道

まず二面性の定義を紹介します。「そのものが内包する相対する二つの性格」という意味から以下を導出します。

・抽象から具体を発見
・良い面と悪い面を発見
・相互依存性を発見

さらにその二面性理論を使って理性を高める方法を紹介します。

・情報の整理
・相互関係を理解すること
・自分自身の大事なことの発見
・他の人とのコミュニケーションを円滑にできること
・社会問題(リスクや障害)の適切な理解

3章、人間らしさを考慮した新しい社会システムに移行する道

2つ目の選択肢は新しい社会システムへの移行です。

まずこの社会システムでの目的は「全員最低限幸福」です。それを達成するための人間像は「分人主義」という理性と感情を両方もった現代の人間像のことです。

その目的と人間像を支える社会制度が各種の伝播システムであり、これによって個人の成果と責任が他人に伝播したり、委任投票や部分的な敵の発見を実現します。(「なめらか社会とその敵」から引用)

仲間や敵を発見したり、成果と責任の伝播度合いを調整したりするために、人間の理性と感情の構成比率を測定します。これは「信用」のように良い悪い・優劣を測定するものではなく、多様性を測定するものです。

そして最後にゆるやかな敵との対立を調整して解決していくために、伝達・資源配分・ルール・技術の相互依存的な強制執行プログラムが発動します。

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出版の予定日はまだ未定で、出版社を探し始めています。もしご興味ございます出版社・編集者の方がいらっしゃいましたらこちらにご連絡ください。

project.kumoism[at]gmail.com