この国が悪くなっている原因は誰か一人ではなく国民全員。個人主義の二面性(3/4)集団悪事篇

この国が悪くなっている原因は誰か一人ではなく国民全員。個人主義の二面性(3/4)集団悪事篇


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前回「個人の責任を感情的に一方的に追及しすぎる炎上」では、個人の責任を追及しすぎる例として炎上を紹介しました。今回は個人ではなく集団による悪事のせいで責任を追求し改善できないものを紹介します。

通常、責任が追求されることのメリットは、追求されることで反省し、つぎからどうしたら同じように失敗しないのかを考えて行動し改善することができることにあります。しかし集団による悪影響では誰にも追求できないので改善できません。代表を追求したとしても代表だけ原因であるわけではありません。

また「集団」とはなんでしょうか。それは「人数(量)」と「関係性(質)」が重要な点になってきます。

人数は、10人や100人の規模だけではありません。数万人、数千万人、数億人の規模です。例えばそれは選挙で行なわれる戦争や、多くの人の消費で行われる環境問題です。(イラストはこの部分を表現しています。)

※以下が普通選挙が始まった時期であり、これ以降選挙で政治家が選ばれてるということはこれ以降の戦争は国民が選んできたもの。反対してきた人も賛成の人を議論で説得できなかったので共犯。
Source: 普通選挙(Wiki)

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※最近の異常気象(スーパー台風含む)は海水温の上昇にあり、海水の二酸化炭素濃度が高まっているのがその原因。それは色んな国で行なわれてる経済成長と消費の結果である。
Source: Climate Change Indicators in the United States

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少子高齢化に関しては、自分は制度に適応せず好きに生きて出産は他人任せにしていた人が確実にいるでしょう。そういう意味では集団による悪影響ですが、誰の責任と追求することができません。

※2025年には1.8人の現役世代が1人の高齢者を支えるようになります。(もちろん今の社会制度のままであれば)
Source: (音声注意)2025年、高齢者1人を現役何人で支える?(財務省)

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関係性は何かと言うと、親や悪友などの「他人から影響を受けた」子どもや大人によるいじめや非行、共犯のことです。時間的な他人からの影響の積み重ね(毒親の教育)も含みます。

※少年のみによる一般刑法犯 検挙事件の共犯率・共犯者数別構成比(罪名別)
Source: 平成27年の犯罪白書

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※小学校4~6年、いじめ被害、仲間はずれ・無視・陰口(上が男子、下が女子)
Source: ストップいじめ!ナビ、いじめをとめたい大人たちへ

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この人数(量)と関係性(質)は自己責任の考え方からすれば言い訳になってしまいます。例えば「みんながやってるから自分もやった」というのは、「じゃあなんでそこから抜け出さなかったのか」と言われるし、「親に悪いように育てられたから」というのは「悪い親に育てられたらみんな悪いことやっていいのか」となります。

しかし人間は周りの人から影響を受けるものです。それを100%否定できないにも関わらずずっと制度は個人の責任だけを追及しています。

※母子家庭か父子家庭の子どもは非行少年になりやすい。母子家庭か父子家庭の子ども全員が非行にはしるわけではない。
Source: 両親の状態と非行①

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※「親は家の中で、暴力をふるう」という質問では非行少年のほうが圧倒的に多い。
Source: 非行原因に関する総合的研究調査の概要

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いかがでしたでしょうか。これが現状の制度の限界です。しかし改善への道を考えるには責任の所在を考えることは避けて通れません。

次回は最後に、どうしたら責任を追及できるのか、私の仮説を書きたいと思います。