子どもにとっての"良い教育"とはなにか?教育環境の二面性(1/4)

子どもにとっての”良い教育”とはなにか?教育環境の二面性(1/4)


教育とは何でしょうか?ブリタニカ国際大百科事典小項目事典によると以下の定義だそうです。

「教え育てること。知識,技術などを教え授けること。人を導いて善良な人間とすること。人間に内在する素質,能力を発展させ,これを助長する作用。人間を望ましい姿に変化させ,価値を実現させる活動。」

人間と書いてありますが、ただみなさんが想像するのは未成熟な人間である「子ども」だと思います。そして教育の環境を作るには何かしら費用、特にお金がかかります。今回はその教育費・学習環境の二面性を紹介したいと思います。

それでは今回もまず前提知識を共有します。

※子どもに何かを教えるためには資源(例えば親や学校)が必要であり、その結果何かを学びます(例えば学力や人間性)。

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Source: 書籍「学力の経済学」

このインプット(資源:お金や親、学校など)が子どものアウトプット(成果:学力や年収、幸福度など)に影響を与えるという考え方がかなり重要になりますので覚えておいてください。また、一部のインプットが良くても一部のインプットが悪ければアウトプットを阻害することもあります。次回以降詳しく見ていきます。

※国別の教育費の私費(親や家庭)と公費(政府)の割合。

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Source: 日本の公的教育支出、対GDP比はOECD平均以下

※日本の教育予算は縮小傾向。

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Source: 雑誌「東洋経済 教育の経済学」

※学校が生徒一人にかけている費用の金額。

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Source: 文部科学省 調査結果の概要 「学校種類別の在学者一人当たり学校教育費」

※公立と私立の幼稚園では2倍以上費用に差がある。

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Source: 雑誌「東洋経済 教育の経済学」

さて、改めてデータを見てみていかがでしたでしょうか?人によっては「公的教育費が少ない!」と思われた方もいらっしゃるでしょう。

では本当に少ないのでしょうか?また費用が多ければそれで良いのでしょうか?それを残りの3回でそれらを詳しく見ていきたいと思います。